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【医師監修】AGAの主な要因と対策

更新日:2013年06月21日

男性型脱毛症の特徴と治療

洪 鍾秀(ホン ジョンス)

男性型脱毛症AGA(エージーエー)の特徴としては、前頭部、頭頂部に現れる、男性に多い脱毛症状です。日本人男性の30%にこの傾向があり、現在、約500~1000万人が治療を希望していると言われています。
医学的に効果の認められた薬物治療として、ミノキシジルやプロペシアがあります。ただし、この2つの薬だけでは抜け毛は予防出来ますが、発毛効果には乏しいのが現状ではあります。当院では、抜け毛予防(プロペシア)をしながら発毛・育毛(ミノキシジル)・毛髪再生(HARG療法)の同時治療でAGA(男性型脱毛症)を改善していきます。

薄毛になるメカニズム

毛髪には毛周期と呼ばれるサイクルがあります。通常、ヘアサイクルは、2~6年(女性の場合は、4~7年)続く成長期から細胞分裂の止まる退行期(約2週間)を経て、休止期に至り毛髪は抜け落ちます。 このサイクルが正常であれば、休止期から3~4ヶ月で再び成長期へと循環し、毛髪はスムーズに生え変わり適度な量に保たれます。

ところが何らかの原因で毛周期に乱れが生じ、成長期が短くなると、毛髪は十分に生育することができません。AGAの人の毛髪の成長期は数ヶ月~1年と非常に短くなるため、毛髪が十分に成長しないうちに抜けてしまい、抜け毛、薄毛が増えたと感じるようになります。
また休止期の割合が増えることで、毛髪の本数も減少してしまいます。
これらの原因により薄毛がおこります。

女性の薄毛は、男性のようにいわゆる「はげ」の状態にまで至ることは少なく、一本一本の毛髪が十分に成長できないことから全体の密度が落ちているケースがほとんどです。
早めの対策を行うことがAGAの予防・防止に繋がっていきます。

治療の期間や効果について

「どのぐらいの期間で、どのぐらい生えますか?」

薄毛治療を行っていくなかで、患者様からよく受けるご質問ですが、個人差の大きい治療ですので、なかなか「こうなります」とは言えません。
円形脱毛症などを除けば、1日2日で薄くなるのではなく、数年単位で時間をかけて進行していきます。

どのような治療を行っても、自毛発毛は治療開始して、バサッと生やしましょう。と言う治療ではなく、乱れてしまった成長サイクルを、正常に戻そうとする治療になりますので、効果が良く出た方でも、1ヵ月に1㎝程度です。1ヵ月に2㎝も3㎝も生えるようであれば、それは異常になってしまいます。

これらの事を踏まえて、治療開始していただけるのであれば、できるだけ長く治療を続けていただければと思います。

そして効果が出たからといって、全ての治療を中止するのではなく、状態を見ながら、なにかしらのケアを続けていくことが、頭髪の維持につながりますので、「治療」ではなく、「習慣」にしていただけると良いと思います。

※記事内容は執筆医師による見解です。AGA治療ナビによる検証等を負うものではありません。

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