【医師監修】お酒・タバコとAGA

今回は「お酒・タバコとAGAの因果関係」と「円形脱毛症がAGAを誘発？」について正木先生がお答えします。
AGA治療中の方も検討中の方も、お見逃しなく！

私は40代の男性です。最近、薄毛が気になり始めました。私はお酒とタバコが大好きなのですが、お酒やタバコがAGAの原因に繋がるのであれば、控えようと思います。 実際、お酒やタバコが原因でAGAになることはありますか？

以前から、タバコが原因で髪が薄くなると言われる所以は、ニコチンの影響で血管が収縮して血行が悪くなり髪に栄養が届きにくくなってしまう為に薄毛が進行してしまうというところから始まった話だと思います。

またお酒に関しては、アルコールを飲むことでアルコールの血中濃度が上がってしまって、その分毛根に栄養が届きにくくなるため髪が薄くなると考える人がいたからだと思います。

しかしながら、AGAはそのどちらの原因でもなく、髪にとっての悪玉男性ホルモンであるDHT（ジヒドロテストステロン）が原因だという事が分かっておりますので、タバコやお酒とAGAとは因果関係がありません。

とはいえ、タバコの吸いすぎ、お酒の飲みすぎは、健康のためにも十分にご注意ください。

お酒やタバコでAGAになることがある？のイメージイラスト

円形脱毛症になりました。それからというもの、円形脱毛になっている部分だけでなく、全体的に毛量が少なくなった気がします。円形脱毛症を患いながら、AGAが発症することはあるのでしょうか？また、因果関係などはありますか？

円形脱毛症とAGAが同時に発症してしまうことは、十分にありえることです。しかしながら、その原因は全く異なるため、今回ご質問を頂いたような円形脱毛症がAGAの発症を誘引するといった事はありません。

AGAは髪にとっての悪玉男性ホルモンが原因と考えられていますが、円形脱毛症は自立神経の乱れやストレス、アレルギー、自己免疫疾患などで発症すると言われています。

質問の内容から察するに、薄毛の症状は現在も進行していると見受けられますが、円形脱毛症には薄毛部位が経過とともに広がっていくような進行性のものもありますので、まずはきちんと、一般的な皮膚科で構いませんのでご受診下さい。

円形脱毛症がAGAを誘発？のイメージイラスト

「ドクター正木の教えてAGA！」では、皆さんからの質問を大募集しています！
皆さんが抱えている、AGAの疑問やお悩みをどんどんお寄せください。

薄毛が気になりだしてきたら、まずは現状を把握したうえで、対策を行う事が非常に重要なポイントです。「もし、家族や友人から髪の事を心配されたり、ご自身も気になるようであれば、無料カウンセリングも行っていますので、いつでもご相談下さい」と正木院長からもメッセージを頂きました。