プロペシア

更新日:2020年3月11日

プロペシア

プロペシアとは

アメリカのニュージャージー州に本社をもつ世界的な製薬会社である「メルク・アンド・カンパニー」が開発した、世界初の飲む男性型脱毛症AGAの治療薬で、現在では世界の60カ国以上で承認されている最も有名なAGA治療薬といえます。
丸型で、ピンク色のフィルムコーティングが施されているのが特徴的な錠剤です。

プロペシアとは

アメリカでは1991年に開発が開始され、当初は前立腺肥大の治療薬「プロスカー」という商品名で1992年に認可・発売されていました。その後、男性型脱毛症いわゆるAGAへの効果が認められ、1997年にAGA治療薬として認可されました。

日本におけるプロペシアの販売は、MSD株式会社(元・万有製薬)が2001年から臨床試験を行い、2005年10月に厚生労働省の認可を受けて販売を開始しました。現在では0.2mgと1mgの2種類販売されており、「プロペシア」という名称はMSD株式会社の商標登録とされています。

プロペシアの有効成分

プロペシアはフィナステリドと呼ばれる、ノコギリヤシという植物から抽出したエキスを化学合成物質です。
このフィナステリドは白色の結晶性の粉末で、メタノールもしくはエタノールに溶けやすく、水にほとんど溶けないという性質をもっています。

プロペシアの有効成分

プロペシアの効果

プロペシアは男性型脱毛症いわゆるAGAの治療に効果・効能のある医薬品で、2型5-α還元酵素を阻害して、男性ホルモンテストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に転換されるのを抑制することで、発毛を促す効果があります。プロペシアの有効成分であるフィナステリド自体に発毛の作用があるわけではありませんが、AGAの原因であるDHTの生成を抑制し、ヘアサイクルを長期化させることで、細くなった髪にコシが出たり、毛穴から毛髪が成長するため、結果的に発毛につながる効果が期待できます。

プロペシアの効果

プロペシアを服用した人の98%が3年間のAGA進行抑制効果が認められており、日本国内の臨床試験では1年で6割程度も髪の毛が増える人が出てきているそうです。ただしプロペシアの有効成分であるフィナステリドはAGAには効果が認められていますが、円形脱毛症への効果は無いとされています。

プロペシアの服用期間

プロペシアを服用してから実際に効果があらわれるまで、最短でも3ヶ月、一般的には6ヶ月以上の時間がかかるとされています。1日1回のプロペシア服用が原則で、それを半年以上継続する必要があります。もし途中でプロペシアの服用を中止した場合、効果は持続せずにAGA症状が進行してしまうのでご注意ください。

プロペシアの服用期間

プロペシアの副作用

プロペシアには「食欲不振」や「性欲減退」などの副作用があるとされています。
また、プロペシアを日本で販売するMSD株式会社によると、服用する頻度等は不明ながらごく少数の副作用例として「肝機能障害」が起こる可能性があると報告しています。

プロペシアの副作用

基本的にはプロペシアを服用して副作用があらわれる患者さまは全体の2%以下といわれていますが、もし該当する副作用の症状が現れた場合は、医療機関にて医師にご相談ください。

プロペシアを服用すると、勃起機能不全いわゆるEDを発症するのではないかと聞かれることも多いのですが、プロペシアの副作用でEDを発症する確率は1%以下なので、あまり心配する必要はないかと思われます。

プロペシア服用時の注意点

プロペシアの服用の際には以下のことにご注意ください。

  • AGA以外の症状

プロペシアの有効成分フィナステリドはAGA治療のみに効果があるので、円形脱毛症や抗がん剤治療などによる脱毛には効果が認められていません。

  • 献血

プロペシア服用中の献血はできません。献血した血液が、妊婦に輸血されることを防ぐためです。服用を中止して一ヶ月以上経過している場合は、血中に含まれるフィナステリドの成分が無くなっていると考えてよいので、献血をすることができます。

  • 人間ドック

前立腺がんの腫瘍マーカー検査(血液中の成分を調べ、腫瘍の発生を調べる検査)においては注意が必要です。血中PSAという成分の値が、プロペシア服用中は正常値の半分程度になってしまい、検査結果を正確に判断することが出来なくなるおそれがあるので、事前に申告することが必要です。

  • 肝臓

プロペシアに限らず、多くの薬剤は肝臓で分解されるため、肝機能が低下した状態での服用は肝臓にダメージを与えかねません。肝機能障害をもった方は医師との相談が不可欠になります。

  • 未成年

現状、20歳未満の未成年に対して、プロペシアの安全性と効果が認められていないため、未成年へのプロペシアの処方はできません。

妊婦への影響

プロペシアはそもそも女性への効果は確認されていませんので、妊婦などへの危険な副作用があるため、女性のプロペシア服用は禁止されています。
もし妊娠中にプロペシアを服用してしまうと、胎児が男児だった場合には、生殖器に奇形がみられる可能性があり大変危険です。また、授乳期間においても、母乳を通して乳児に同様の影響を及ぼすことが考えられるため、服用はもちろんのこと、分割・粉砕した薬剤に触れることも禁止されています。

妊婦への影響

ただしプロペシア服用中の男性との性行為の際に、女性側に精液を通じてフィナステリドが移行することはほとんどありません。もし移行したとしても超微量なため、胎児等への影響はないと言って問題ないでしょう。
もしどうしても気になるという人は、プロペシアの服用を1ヶ月程度中止することで、体内からフィナステリドが抜けてしまうので、妊活の1ヶ月程度前から服用中止などの準備をすれば問題ないかと思います。

プロペシアの処方

病院でプロペシアが処方されるまでの流れを解説します。

ステップ1 問診票に記入

病院に来て受付を済ませると問診票が渡されますので、待合室で問診表に健康状態などを記入します。特に肝臓が悪い方は必ず通院歴や症状を記入してください。プロペシアが服用できない場合があります。

問診票に記入

ステップ2 AGAの診療

医師が薄毛部分を見て、AGAであるかどうか診断してもらいます。また、生活習慣のアドバイスやカウンセリングを受けられる病院もあります。

病院によっては、実際に自分の頭皮や毛髪の様子をファイバースコープなどを使って拡大した映像を見せてもらえたり、薄毛部分の写真撮影を行い、通院のたびに治療の経過観察をしてもらえます。

AGAの治療

ステップ3 プロペシアの処方

診察終了後、プロペシアが処方されますので診察料や処方料、薬代を支払います。クレジットカードが利用できる病院もありますので、AGAの相談ができる病院検索をご利用ください。

プロペシアの処方

プロペシアの費用面

プロペシアの処方は自由診療となるため、クリニックや医療機関によって価格が変動することも多いですが、一般的なプロペシアの価格帯としては、1ヶ月分で10,000円前後という価格帯が多いようです。クリニックによっては初回のみ安く、2回目以降から価格がアップするというところもあるようです。プロペシアの処方を考えている方はWEBサイトやクリニックへの問い合わせ等で事前に価格を確認しておくのが良いでしょう。

プロペシアの費用面

  • プロペシアのジェネリックの価格

現在、日本国内では10社からフィナステリドを有効成分とするジェネリック医薬品が厚生労働省から承認を受けて正規処方されています。
ジェネリック薬は開発費が抑えられていることもあって、本家プロペシアよりも価格が安く設定されています。しかしジェネリックの種類によって価格はまちまちで一概にいくらと金額は示すことが難しいですが、プロペシアの半額程度で購入できるジェネリック薬もあるようです。
基本的には効果・作用はプロペシアと変わらないジェネリック薬なので、治療費を抑えたいと考えている方はジェネリック薬を選んでも良いかもしれません。

プロペシアが処方できる病院

AGA治療に対応するクリニックをお電話でご案内

お近くにあるAGA治療の相談が可能なクリニックを、フリーダイヤルでご案内しています。
(受付:平日9:00~19:00/土曜9:00~18:00)

フリーダイヤルアイコン050-5893-4765

※AGA治療や治療薬に関するご質問なども承っております。お気軽にお電話ください。

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