【医師解説】AGAの無痛治療「ミノキジェット」～治療の流れ～

STEP1：スパークリングローションマッサージ

まずはじめに、Balumoスパークリングローションという、オリジナルローションで約5分程度頭皮をマッサージしていきます。このローションは、炭酸泡が症状の気になる部分にとどまることで、一時的に皮膚を酸欠状態にする効果があります。皮膚が酸欠になることで、頭皮の有効成分吸収率を向上させることができます。気持ち良さそう…

STEP2：ミノキシジルを頭皮に噴霧

マッサージが終わり有効成分の吸収率が高まった状態になったら、いよいよミノキジェットの登場！発毛・育毛効果があるミノキシジルを、ジェット噴射で頭皮に浸透させていきます。ミノキシジルには、血管拡張作用があるため、髪の成長に必要な栄養素が毛母細胞（毛乳頭）までしっかり届くようにしてくれる働きがあります。
動画を見ればわかりますが、気になる部分に隈なく薬剤が吹き付けてくれているのがわかります。内服薬治療だと、実際に頭皮に効いているのか、成分が届いているのは見えないため、きちんと効果が出てくれるか不安な部分がありますが、これなら期待したくなりますね！(※所要時間10分程度)

STEP3：成長因子を頭皮に噴霧

ミノキシジルの効果で血行が良くなった頭皮に、今度は“成長因子”を噴霧していきます。成長因子とは、細胞の増殖や成長を促進するタンパク質のことで、AGAスキンクリニックで使用する成長因子は、９種もの有効成分を配合するクリニックオリジナルのカクテル剤です。

◎オリジナルカクテルに含まれる9種の成長因子

• ［脱毛を抑制する４種の成長因子］
• ①FGF9(繊維芽細胞成長因子9)…毛包再生効果
• ②Noggin(分泌性たんぱく質)…毛髪再生促進効果
• ③SOD(活性酸素分解酵素)…毛包保護効果
• ④ATP(生体のエネルギー源)…DHT(AGAの要因となる男性ホルモン)減少効果

• ［発毛・育毛に有効な５種の成長因子］
• ①HGF-1(肝細胞増殖因子)…休止期の毛根を成長期へ誘導
• ②KGF(ケラチノサイト成長因子)…毛髪再生効果
• ③bFGF(繊維芽細胞成長因子)…血流促進効果
• ④IGF(インスリン様成長因子)…毛母細胞分裂促進効果
• ⑤VEGF(血管内皮細胞成長因子)…血管新生作用

これ等の成長因子が、血行促進された頭皮に浸透することで、有効成分が気になる部分に隈なく行きわたります。服薬治療だけでは効果が出なかった方でも、ミノキジェットを併用したら、しっかり発毛実感が得られるようになったというご意見・ご感想が、多く寄せられている理由も納得できますね。(※所要時間10分程度)

ミノキジェットの施術時間については、ローションマッサージに5分，ミノキシジル噴射に10分，成長因子噴射に10分で、おおよそ30分程度です。施術前後で気をつけるべきことも知っておくと、より治療の成果にも見込みが持てますので、以下を覚えておくと良いでしょう。

※治療前後の注意点

・治療前

施術当日に整髪料などが髪や頭皮に付いた状態では、薬剤の浸透効率が悪くなるので、何もつけずに臨みましょう。

・治療後

激しい運動や、多量のアルコール摂取さえしなければ、適度な運動や飲酒はOK！
入浴・洗髪も問題ないですが、長時間の入浴・サウナは控えるようにしましょう。

【副作用について】

ミノキジェット治療で使用するミノキシジルには、個人差がありますが、初期脱毛，頭皮のかゆみ，皮膚のアレルギー反応といった副作用が見られることがあります。
初期脱毛については、髪は、一つの毛根で［成長期→退行期→休止期→抜け落ちる］を繰り返しています。ミノキシジルには、毛母細胞を活性化する働きがあるため、成長が止まった休止期の髪は、新たに生えてこようとする髪に明け渡す形で自然に抜け落ちやすくなります。脱毛症状なので副作用とされてはいますが、見方を変えると、初期脱毛が見られた場合は、薬の効果がしっかり出ていると言えるでしょう。
初期脱毛の期間については、概ね1～2ヶ月。早い方だと数週間で終わり、1ヶ月目から治療の効果が現れ始めるそうです。