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iPS細胞を使ったAGA治療の可能性

更新日:2012年11月27日

iPS細胞を使ったAGA治療の可能性2012年のノーベル医学・生理学賞を受賞された日本人の教授はiPS細胞の研究者ですが、この技術はAGA治療にも応用できる可能性があります。

iPS細胞とは

iPS細胞とは、身体のどの部分の細胞にも変化することができる細胞で、iPS細胞を使って自分自身の心臓や神経などの器官を複製することができます。心臓の移植が必要な難病にも、自分自身の細胞から心臓を作成することで、拒絶反応を起こさずに移植できる可能性があります。

iPS細胞を使った毛髪再生医療

AGAになると毛穴がどんどん小さくなっていきます。小さい毛穴からは弱くて細い産毛のような髪しか生えてきません。これは男性ホルモンの一種ジヒドロテストステロンの作用によるものです。ジヒドロテストステロンの影響を受ける毛穴は額から後頭部までの範囲です。

側頭部など、耳の高さから下にある毛穴はジヒドロテストステロンの影響を受けず、この部分はAGAになっても薄毛になることはありません。iPS細胞で、ジヒドロテストステロンの影響を受けない部位の毛穴の細胞を作成し、薄毛部分に移植することができれば、AGAにならない髪の毛を増やすことができます。

自毛植毛との違い

AGAにならない部位の毛穴を移植するという意味では自毛植毛に近いのですが、自毛植毛の場合は限りある自分の毛穴を薄毛部分へ移植するため、髪の毛の総数は変わりません。

しかし、自毛植毛の移植技術の向上により、移植位置を計算し頭部全体がスカスカにならない見た目に仕上げることも可能になりました。現在の移植の技術と毛髪の複製技術が組み合わされば、短期間にAGAを治療できる技術も近い将来考案されるのではないでしょうか。

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