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ヘアカラーで起きる皮膚炎

更新日:2012年5月11日

ヘアカラーで起きる皮膚炎近年、特に若い年代の方は「黒髪が珍しい」と言ってもいいぐらい、髪を染めている方が多くいます。また、現在は黒髪でも、過去に髪を染めた経験がある人は多いかと思います。「ヘアカラーは髪が傷む」「ヘアカラーをするとハゲる」ということはよく言われていますが、「ヘアカラーによってアレルギー性の接触皮膚炎を起こす場合がある」ということは意外と知られていません。そして、この接触皮膚炎は脱毛を引き起こす可能性があるものなので、「ヘアカラーをするとハゲる」というのはあながち嘘とは言えないようです。

接触性皮膚炎

現在、ヘアカラーには様々な種類のものがありますが、”かぶれ”などの皮膚トラブルが多いのは、ヘアダイや白髪染めなどの永久染毛剤です。これは染毛剤に含まれるPPD(パラフェニレンジアミン)という成分が接触皮膚炎の原因となるからです。

ヘアダイでかぶれると、症状が頭皮よりも顔に出るため、「ヘアダイが原因」ということに気づきにくい場合が多いようです。もし、髪を染めた後、顔が赤くなった、痒みを感じる、皮が剥けてきた、のような症状が現れたら、ヘアダイによる接触皮膚炎の可能性があります。そして稀なケースではありますが、この接触性皮膚炎は炎症が酷くなると脱毛を引き起こす場合もあります。炎症が治まった数週間後にびまん性に休止期の髪が脱毛してしまったり、重度になると本来元気である成長期の髪まで脱毛してしまうことがあります。

アレルギー体質以外の人も発症することが

このようなアレルギー性の接触皮膚炎は突然発症することもあります。
「敏感肌の人が使っても大丈夫だった」
「今まで症状が出たことがないから平気」
と思って使っていても、アレルギーの原因物質を使い続けているうちに、症状が出ることがあるので注意が必要です。そして一度発症してしまうと、それ以降は毎回かぶれるようになり、重症になってしまうケースもあります。

我慢は禁物

「昔の製品よりもだいぶ進歩した」とは言われていますが、そもそもヘアカラーは頭皮や髪にダメージを与えるものです。美容室でヘアダイをしている最中に、頭皮がしみたり、痒みを感じるということは、頭皮や毛根自体がダメージを受けているということです。おしゃれをしたい気持ちはわかりますが、接触性皮膚炎を防ぐためにも、頭皮や髪を守るためにも、少しでも異常を感じたら我慢せずに美容師に伝えましょう。
また、自分で市販のカラーリング剤を購入して使用する際、カラーリング剤の取り扱い説明書には「頭皮に直接塗らないように」などの注意書きがあるかと思います。説明書をよく読んで、使用方法を守って使うことが大切です。

※画像はイメージです。

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